10速・9速・8速。
ティアグラ、ソラ、クラリスの世界である。
「最初の1台」についているのはだいたいこのあたりだし、中古で手に入れたロードバイクもこのあたりのことが多い。
そして、スプロケットを替えようとして、型番とスペーサーの沼にハマる。
#通った道
というわけで、10速・9速・8速をまとめて整理してみた。
11速版はこちら↓
【早見表】シマノ11速スプロケットの種類・歯数を全比較|11s一覧まとめ
まず大ニュース:ティアグラが11速になった
2026年、ティアグラがR4000シリーズにモデルチェンジして、ついに11速になった。
スプロケットはCS-RS400-11の11-36T(希望小売価格11,420円)。
つまり、シマノのロードコンポで10速を担当していたティアグラ4700が、世代交代したということだ。
#10速の時代、静かに終わる
とはいえ、ティアグラ4700がついたバイクは世の中にたくさん走っている。
10速のスプロケットは、これからも補修や交換で必要になる。
この記事は、そういう人のためのまとめである。
10速・9速・8速スプロケット早見表
| 段数 | 主なコンポ | 型番 | 歯数のバリエーション |
|---|---|---|---|
| 10速 | ティアグラ(4700) | CS-HG500-10 | 11-25T/11-32T/11-34T/12-28T |
| 10速 | 105(5700)※生産終了 | CS-5700 | 11-25T/11-28T/12-25T/12-27T |
| 10速 | アルテグラ(6700)※生産終了 | CS-6700 | 11-23Tから16-27Tまで多数 |
| 10速 | デュラエース(7900)※生産終了 | CS-7900 | 11-23T/11-25T/11-27T/11-28T/12-27T |
| 9速 | ソラ(R3000) | CS-HG400-9 | 11-25T/11-28T/11-32T/11-34T(11-36Tもあり) |
| 8速 | クラリス(R2000) | CS-HG50-8 | 11-28T/11-30T/11-32T/11-34T/12-25T/13-26T |
今、新品で普通に手に入るのは、実質CS-HG500-10、CS-HG400-9、CS-HG50-8の3つ。
5700、6700、7900は中古で見かける程度だ。
主な歯の構成
・CS-HG500-10 11-32T:11-12-14-16-18-20-22-25-28-32
・CS-HG400-9 11-25T:11-12-13-15-17-19-21-23-25
・CS-HG400-9 11-28T:11-12-13-14-16-18-21-24-28
・CS-HG400-9 11-32T:11-12-14-16-18-21-24-28-32
・CS-HG400-9 11-34T:11-13-15-17-20-23-26-30-34
・CS-HG50-8 11-34T:11-13-15-18-21-24-28-34
段数が少ないぶん、ワイドなスプロケットほど1段ごとの歯数の差が大きくなる。
9速の11-34Tだと、ほぼ全部2〜4Tずつ飛んでいく。
坂ではありがたいが、平地では「ちょうどいいギアがない」と感じやすい。
平地中心なら、9速は11-25Tや11-28T、8速は12-25Tのように、詰まったものを選ぶとつながりがいい。


いちばんの落とし穴:スペーサー
10速以下のスプロケットで一番ムズいのがここ。
今のホイールの多くは11速用のフリーボディなので、10速以下のスプロケットを付けるときはスペーサーが要る。


・8速・9速を11速用ホイールに付ける:1.85mmのスペーサーを奥に入れる
・10速(ティアグラ4700のCS-HG500-10)を11速用ホイールに付ける:1.85mmのスペーサーだけでOK
・旧10速(5700、6700、7900)を11速用ホイールに付ける:1.85mmに加えて、スプロケット付属の1mmスペーサーも入れる
・8〜10速を10速用(古い)ホイールに付ける:基本的に1.85mmスペーサーは不要
ややこしいのが、ティアグラ4700だけ1mmスペーサーが要らない点。
旧10速では別パーツだった1mm分が、4700ではスプロケット本体に組み込まれているから、らしい。
スペーサーが足りないと、ロックリングを締めてもスプロケットがガタついて、変速がおかしくなる。
#スペーサーは捨てないで!
11速用ホイールを買うと、たいてい1.85mmスペーサーが付属している。
小さいリング1枚なので、なくしやすい。
工具箱に保管しておこう。
※最終的には、ホイールとスプロケットの説明書で確認してほしい。
8速にもある「漢ギア」
11速版で、歯数の詰まったクロスレシオを「漢ギア」と呼んだ。
12速版では「漢ギアは絶滅した」と書いた。
ところが、8速のクラリスには13-26Tがある。
13Tスタートで26Tまで。
なかなかの漢っぷりである。
#まさかのクラリスたんに生き残り
10速・9速・8速の今後
ティアグラの11速化で、ロードバイクの10速は「現行コンポの段数」ではなくなった。
9速のソラと8速のクラリスは、エントリーモデルの完成車で今も使われている。
今の自分のバイクの段数のまま、歯数を変えて坂を楽にする。
スプロケット交換は、そういうお手軽カスタムとしてはかなりコスパがいい。
CS-HG400-9やCS-HG50-8なら数千円で買える。
一方で、段数そのものを増やしたいなら、シフター・リアディレイラー・チェーンまでまとめて交換になる。
そこまでやるなら、いっそ11速か12速のコンポに乗り換えたほうが、後々パーツ選びで困らない。
まとめ
・新品で手に入るのは、10速CS-HG500-10、9速CS-HG400-9、8速CS-HG50-8の3つが中心
・11速用ホイールに付けるときは1.85mmスペーサー。旧10速はさらに1mmが必要。ティアグラ4700は不要
・ワイドなスプロケットほどギアの間が飛ぶ。平地メインなら詰まった歯数を
・ティアグラは2026年に11速化。10速は補修用の世界へ
11速、12速のスプロケット選びはこちら↓
【早見表】シマノ11速スプロケットの種類・歯数を全比較|11s一覧まとめ
【早見表】シマノ12速スプロケットの種類・歯数を全比較|12s一覧まとめ

























