昨年に続き、ツール・ド・フランス2021でも破竹の快進撃を続けるタディ・ポガチャル選手。
第18ステージで今大会区間3勝目を上げ、
現段階でなんと、
○マイヨ・ジョーヌ(総合優勝)
○マイヨ・アポワ(山岳賞)
○マイヨ・ブラン(最優秀若手選手賞)
の獲得をほぼ確定させた。
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1人だけ完全にバグった強さである。
私たちは後に語り継がれるポガチャル伝説の黎明期にライブで立ち会っていると言っても過言ではない。
Contents
ポガチャルのアホ毛にキュン死する人が続出
そんなポガチャルだが、別の面でも注目を浴びている。
ヘルメットからはみ出している髪の毛の量が多いことでも非常に有名なのだ。
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筆者も気づけばすっかりポガチャルのアホ毛の虜となってしまっていた。
彼のヘルメットから飛び出しているアホ毛の量が気になって気になって仕方がないのである。
レースのたびに、
「今日のポガチャルのアホ毛はどれくらいだ?」
と、密かに楽しみにしている自分がいる。
アホ毛は強さのバロメーター
そんなアホ毛ウォッチャーの筆者からすると、
はみ出しているアホ毛の量が多ければ多いほど、
ポガチャルは強烈な走りを魅せることが多い気がする。
優勝するレースでは、必ずと言っていいほどはみ出している。
#絶対に必ずはみ出てる。
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逆にアホ毛の量が少ないと、
「ん?どうした?」
「今日はコンディションが悪いのか?」と不安になってくる。
事実、その予感は当たることが多く、後半失速する場面が多い。
以上より、
ポガチャルのアホ毛は、彼のコンディションを表すバロメーターと言える。
ヘアロ・ダイナミクス
そんな中、とあるツイートが話題となっている。
ツールドフランス第17ステージで、
「ヴィンゲゴー選手(右)はポガチャル選手(左)のヘルメットのはみ毛をエアロ効果的に真似ているのか?」とのツイートに、
同じくツール出場中のコフィディスのシモン・ゲシュケ選手がボソっと一言。
「Hairodyanamic」
(ヘアロダイナミック)
このやりとりを見た筆者は、頭から爪先まで強い電流が走り、しばらく体全体がブルブル痙攣してしまった。
ポガチャルは、ロードバイク界にまた新たな革命をもたらしたのだと感じた。
エアロダイナミクスは大事
のハズだった
そもそもエアロダイナミクスとはなんなのかここでハッキリさせておきたい。
エアロダイナミクスとは、空気の流れが物体におよぼす影響をあつかう流体力学の一種である。
自転車の場合、走行する際に影響を受ける空気の流れ(空気抵抗)を考察することで、さまざまな効果を生み出すのがエアロダイナミクスと言える。
一般的に自転車は、速度を増せば増すほど空気の抵抗が高まり、走行への足かせとなる。
よって、いかに効率よく空気を後方へ受け流すかが非常に重要である。
そのため、
現代のロードバイクは、各社がこぞってエアロダイナミクスを研究しており、それに伴うデザインが形状に表れている。
エアロダイナミクス的に最適にデザインされているロードバイク。
それゆえ我々はそのデザインに美しささえを感じてしまうのかもしれない。
#機能美
このように、
自転車競技ではエアロダイナミクスは最も重要なファクターの1つと考えられているのだ。
そう、
ポガチャルが現れるまでは・・・
「風は友達」はもはや前近代的に
ヘルメットからはみ出しているアホ毛はエアロダイナミクス的には明らかにNGだろう。
一見レースでは不利に見える。
だがしかし、
ポガチャルはエアロダイナミクス性能と引き換えに、ヘアロダイナミクス性能を向上させ、無類の強さを発揮しているととの見方が強まっている。
米国の研究機関Hairodynamics Reserch.Incはヘアロダイナミクスを下記のように分析する。
ポガチャルのヘルメットからはみ出ているアホ毛の量を見てくれ。
Mr. Hairo @Hairodynamics Reserch.Inc
他の選手よりも平均して80%超のアホ毛が飛び出している。圧倒的だよ。
特に2020-2021年のシーズンはその傾向が顕著だ。
研究者達はポガチャルのアホ毛を分析し、それを正確に模擬した供試体を作成。自社所有の世界最大級の風洞施設で性能試験を実施した。
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その結果、
ポガチャルのヘアロダイナミクス性能は他の選手よりも約50%も高かったという。
そこから解析すると、
同じ条件で10km走った時のタイムはアホ毛がはみ出していない選手と比べて59秒程度の短縮効果があった。
はみ出るアホ毛の量が増えた場合、
ヘアロ効果はさらに上がって120秒近くも速く走れることになる。
この研究結果により、
世界最強ライダー・ポガチャルの強さの秘訣は、
昨今のヘアロダイナミクス性能の向上が結果として表れているのが大きな一つの要因となっていることが証明されたのである。
タディ・ポガチャルは“ヘアロダイナミクス“という新たな概念でロードバイク界に美しき革命をもたらした
上記の研究成果は世界中に波紋を広げた。
今後、世界トップレースでもあらゆる選手がヘアロダイナミクス性能向上戦争に名乗りを上げることが予測されている。
また、各企業もこぞってヘアロダイナミクスを最適化させたヘルメットを開発するだろう。
よりアホ毛がはみ出しやすいヘルメットが今後のトレンドとなるのは間違いない。
また、各選手においてもよりアホ毛のはみ出しやすい髪形を追求していく流れは必至だ。
この現象は後にロードバイク界における2021年ポガチャル革命として語り継がれていくだろう。
この革命によるトレンドの変化を楽しみにしつつ、ここで筆を置くこととしたい。
※この物語は途中からフィクションです。
実在の人物や団体などとは関係ありません。
最後までご覧いただきありがとうございました!
素敵なロードバイクライフをお過ごしください💡