結論から述べる。
DURAブレーキは
SHIMANOの創り出した、世界最高峰のプロダクトだった。
ブレーキを105からDURA-ACEにすると、
性能にどれだけの違いがあるのか?
グレードによる性能の違いについて、
素人目だがインプレッションしていきたい。
Contents
ロードバイクブレーキのグレードは6種類
そもそもロードバイク用SHIMANO製ブレーキには以下のグレードが存在する。
安い方から順に見ていくと・・・?
- Claris(クラリス) :約3,000円
- SORA(ソラ) :約3,500円
- Tiagra(ティアグラ) :約7,500円
- 105(イチマルゴ) :約10,000円
- ULTEGRA(アルテグラ) :約15,000円
- DURA-ACE(デュラエース):約40,000円!
簡単に言えば、
値段が高ければ高いほど使用する素材や品質などが良くなっていく。
その中でもDURA-ACEは別格。
最上級グレードのパーツであり、トッププロチームも世界レースで採用している。
まさに「超高級パーツ」だ。
#値段も別格。
#DURAブレーキを買う金があればママチャリ4台買える!
DURAブレーキ換装に至った背景
今現在、筆者の自転車に付いてるブレーキは105グレードのキャリパーブレーキだ。
#ロードバイクを初めて買うとき
#105で十分!と言われてコレにした。
最近、ロードバイクで山を登る機会が増えてきた。
それに伴い、下り坂でブレーキをかける時間が増えた。
ダウンヒルはその疾走感と登った後の達成感が相まってとても楽しい。
が、ブレーキでめっちゃ手が疲れる。
「ダウンヒルは楽しいけど手がめっちゃ疲れる!!」
といった悩みが日々強くなっていった。
コレはどうしたもんか…。
そんな中、ある情報を入手した。
どうやらブレーキは、
上位モデルであればあるほど軽い力で制動できるらしい。
ならば即行動!と思い、いっちゃんええやつに目を付けた。
#いっちゃんええやつ
#迷う理由が値段なら買え(名言)
そんなワケで、
我が家のリビングにDURAブレーキが降臨する運びとなった。
「スピードにブレーキは不要」という慢心
ロードバイクにおいて、
通勤をいかに究極化するかを追求してきた筆者が重きを置いてきた要素は、
”スピード”一点絞り。
ブレーキの性能や快適性は二の次、軽視してきた。
#スピードを出すのにブレーキは必要ねー
しかし、こういう考え方もある。
高性能のブレーキを使えば、減速が容易となる。
⇒ 高速度域の恐怖を取り除くことが出来る。
⇒ 心置きなく自転車に身を任せて加速出来る。
つまり、
ブレーキ性能をアップさせれば、
結果としてスピードもアップする効果があるワケだ。
コレは完全に盲点だった。
インプレッション
BR-5810
現状の自転車に装着しているのはコチラ。
BR-R9110
一方、購入したのはコチラだ。
中古で2.5万円で購入した。
前作と比較してエアロ形状になり、
剛性もアップしたと噂のDURAブレーキ。
開封した瞬間からワクワクが止まらない。
色はグロッシーな黒。
そしてブラックの中に輝くシルバーの「DURA-ACE」のロゴ。
アーチ材質は「アルミニウム」だ。
早速インプレッションしていこう。
軽さ
前後のキャリパーブレーキを105(350g)からDURA-ACE(326g)にして、
全体で約24gの軽量化となった。
2.5万で24g軽量化に成功した。
つまり、
1g軽量化するのに、驚愕の1,000円越えだ。
#ちなみに1gはだいたい千円札1枚くらいの重さ。
#ツラい。
まさに航空宇宙レベルである(笑)
#笑い事ではない
見た目
ロードバイクで速く走るための最も重要なファクター、
それは何か?
”見た目"である!!!!
見た目は自転車愛を強めてくれる。
”DURA-ACE”のロゴには、
その”愛”を増幅させる魔力がある。
ロードバイクにおいて、見た目は"最重要項目"だ。
この点に関してはベストな結果になった。
#カッコよすぎ
#最高
実走
さっそく実走してみる。
頭の中に浮かんだ言葉をそのまま記していく。
「・・・ん?」
「・・・いやまてまてまてまて?」
「・・・アレ?」
「ちょっと待て。」
「ぜんぜん違い分かんねぇぞ・・・。」
「(ガタガタ脚が震えてくる)」
「ちょちょちょちょちょ・・・え?」
「おい!!あんだけの大金を叩いてこれか・・・?」
「はぁ・・・。」
「いや、まぁ105も相当にデキがイイと聞くからな・・・」
「やはり素人には分からない領域だったか・・・(泣)」
・・・。
と思いきや、
すぐに自分の慢心を悔い改めることとなる。
ダウンヒルで真髄を見た
それはヒルクライムの後でやってきたダウンヒル。
その瞬間、DURAブレーキの真髄に触れた。
「!?」
明らかにブレーキをかけた時の質感が違う。
なぜ…?
硬いから…?
これは剛性の違いか…?
とにかく安定感がブチ上がっている。そう直感した。
軽い力でグググーーっと減速してくれるが、
もっと力強く握れば必ず止めてくれそうな、そんな感じ。
まだ握りの奥に余力を残しているような、スイートスポットが奥にもう1段階あるような感じがする。
一体どうなっているんだこれは。
"美しさ"さえも感じる。
涙ぐんでくる。
芸術の域に近いとすら感じる。
究極の制動性能
ブレーキをかけるときの比較。
105の場合、
「よっしゃ!全力ブレーキ100%いくでぇぇぇぇ!」
って感じ。
対してDURA氏は、
「減速ですね? 承知いたしました。」
そんな感じ。
その立ち振舞いには余裕すら感じさせる。
#誰? #伝われ
この感覚を言葉で表現するのは非常に難しいが、
制動加減を自由自在にコントロールしやすいと表すのが良いかもしれない。
より直感的な車体制御が可能となっている。
言い過ぎかもしれないが、105はブレーキON・OFFって感じに対し、
DURA男君は握り加減が制動力にコミットしてくるイメージだ。
#デュラオくん #好きです
下り坂の恐怖心は少なからず減った。
自転車を信頼することができる。
安心して、自転車に身体を預けることができる。
結果、
ダウンヒルの魅力をさらに感じることができた。
これは面白い!!!
魅力を知ったらもう戻れない
105が素晴らしいブレーキである事実に間違いはない。
素人が普段使いする分には全く問題ない。
費用対効果の面においては抜群だ。
しかし断言する。
DURAを味わってしまった後では、
もう絶対に105には戻れない。
105に戻す。それは「恐怖」だ。
DURA-ACEを一度でも使用した後では、
誰もが105に対して若干の心もとなさを感じるだろう。
安心・信頼の面では絶っ対にDURA-ACEだ。
#絶っっ対
素人目で見ても、それほどの性能差がある。
やはりDURA-ACEは本物だ。
工業製品における至高の領域。
SHIMANOの創り出した世界最高究極のブレーキである。
まとめ
DURA-ACEには人を魅了してやまない魔力があるとの噂は本当だった。
SHIMANOの創り出した世界最高グレードのチャリパーツである。
ブレーキを換装した結果、
制動性能もさることながら、
自転車愛がさらに強まる結果となった。
また、ブレーキだけでもSHIMANOさんの最先端技術・至高の領域に触れた経験は非常に大きいと感じる。
特筆すべきはダウンヒル時。
下り坂の恐怖感が減り、安心して自転車に身体を預けれるようになる。
ダウンヒルがさらにさらに楽しくなった。
あなたの『ロードバイクDURA化計画』一歩目としてのブレーキ換装。
本気でオススメしたい。
(追伸)
ん?クランクがULTEGRAだな…。