Team Visma | Lease a Bikeが2024年3月の ティレーノ〜アドリアティコの個人タイムトライヤルで使用したGiroの新型ヘルメットGiro Aerohead 2.0 エアロ TT ヘルメット。
インパクトがすごい。賛否両論のデザインをしている。
筆者も即Twitterのトップ画を変えてしまう程の衝撃を受けた。
だが、これをUCIは緊急調査をすると発表している。
UCI vs メーカーの戦争が勃発!!
メーカーのGiroはInstagramで、
「私たちはスポーツのためにデザインする。スポーツにはルールがある。私たちはルールに従ってプレーします。」と投稿している。
Instagramの2枚目には、TTヘルメットの承認を示す公式文書の写真を投稿した。
つまり、レース前にヘルメットの大きさなどルールの範囲内で合格だと主張。
UCIの文書には次のように書かれている。
2023年12月12日からの要請を受け、UCI規則第1.3.006条に従い、UCIイノベーションユニットは2024年1月18日から2025年1月17日まで、下記の製品をプロトタイプとして使用することを承認しました。
認可は、お客様から当社に提供された情報、および当社の現在の知識と評価に基づいています。
したがって、認可は暫定的なものであり、特にさらなる事実、競技での用具の使用経験、または取得される可能性のある新たな情報に基づいて、予告なしにいつでも修正または撤回される可能性がある。
OKは出したけど、いつでもルールは変更するよ、と言っているようなものだ。。。
UCIの言い分を簡単にまとめると
- ヘルメットの主な機能よりもパフォーマンスに焦点を当てている
- 転倒時の着用者の安全の考慮
- 商用利用可能性の要件を満たしているか
- 必須ではないコンポーネントの禁止
- タイムトライアル用ヘルメットの形状とサイズを再検討
ヘルメットは、頭を守るためのものであって、エアロを追求したデザインのみに焦点をあててはいけないということだ。
まぁ、確かに間違ったことは言っちゃいないけど、、、
Giroはこのヘルメットの開発に多くの資金を投入しており、このデザインNGとなると損害は大きい。
昨年のツールドフランス覇者のヴィンゲゴーやワウトファンアールとは気に入ってる様子
Team Visma | Lease a Bikeは、ヨナス・ヴィンゲゴーとワウト・ファンアールトが、このヘルメットの恩恵を受けるとコメントしている。
ヨナス・ヴィンゲゴーは、肩幅が狭く、新型ヘルメットのおかげで更に有利になる。
ワウト・ファンアールトの場合には、そのヘルメットの長さのおかげで肩を上手に潰すことができ、ヘルメットの幅が有利になる。
実際に着用して走行するヴィンゲゴーの映像もある。
立って歩いているときには、前からはダースベイダー、横からみるとエイリアンにしかみえない。ただ、実際にバイクに乗って横からみると理にかなったデザインだと思わざるを得ない。
5月のジロデイタリア2024にも登場したこのヘルメット
果たしてどんな決着となるか。。。
動向を見守りましょう!
因みに筆者はもちろん全肯定派です!!!
#もちろん見た目で☆
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