世界中で新型コロナウィルスが猛威を振るう中、
昨日2020スポニチ佐渡ロングライド210は感染症拡大の状況を勘案し、中止となった。
同大会は佐渡ヶ島一周がメインコースで、毎年3000人超が参加する国内屈指の人気サイクリングイベントだ。2020年大会は上級者向けのハードな新設コースを用意していた。
私自身、参加を予定していたこともあり、
非常に悲痛なニュースであった。
参加を予定していた皆様方も気持ちは同じだと思う。
しかし、いつまでも下を向いている訳にはいかない。
来たる次の大会に向け、どんな状況の中でも出来る限り最高の準備をするのがロードバイカーに必要なマインドと考える。
準備に必要不可欠な要素に”回復”がある。
私は回復の手段の一つとしてサウナを頻繁に利用する。
いわゆる、サ道である。
サウナを利用し、「ととのう」ことでデキるローディは心と体を整えている。
サ道を極めし者、回復を極めると言っても過言ではない。
今回は佐渡ロングライド2020の中止に追悼の想いを込めて、
サ道ロングライドの方法を紹介させていただきたい。
Contents
一般的なサ道
ごくごく一般的なサ道のルーティンを以下に示す。
1. 体を清める。
2. 温泉で適度に体を温める。
3. サウナ 8-12分
4. 水風呂 1.5分 程度 ※天使の羽衣を身にまとう。
5. 体をよく拭いて外気浴 10-15分
6. 1に戻って合計3サイクル繰り返す。
全ての工程をこなすのに最大1.5時間程度となる。
この作法により、3サイクル目の外気浴中に「ととのう」サウナーが多い。
しかし、今回のような悲痛なニュースを受けたときなど、
強いストレスを受けた際、以下の作法を提案する。
サ道ロングライド2020
方法は以下だ。
1. 体をしっかり清める 20分
2. 室内の風呂で十分に体を温める。 5分以上。
3. 露天風呂 存分に温める。15分程度。
4. 外気浴 15-20分。
5. サウナ 15分
6. お湯で汗を流す(※冷水で汗を流さぬよう注意)
7. 水風呂 2-3分 体をキンキンに冷やす ※天使の羽衣は纏わないこと。
8. ジャグジーへ直行 5分程度
9. 3に戻って合計3サイクル繰り返す。
工程8にて、キンキンに冷えた体を一気にジャグジーで温めることにより、
1サイクル目で大抵ブラックアウトするローディが多い。
ジャグジーの泡から来る適度な刺激もこの超絶なととのいに寄与している。
驚くべきはこのブラックアウトは1回だけでなく、1サイクル目から3サイクル目まで続く場合が多い。
体が持つならば何度でも繰り返してしまうだろうが、先に体に限界がきてしまう。全工程をこなすのに3時間程度を要する。
正直私は全くクリア出来る自信がない。
とある有識者曰く、
ブラックアウトの度合いをギターのエフェクターで表すと、1サイクル目はFAZZ、2サイクル目はOVER DRIVE、3サイクル目はFLANGERであるという。
非常に難解かつ実行も難しいが、サ道ロングライドを実施したその晩は泥のように眠ることとなり、翌朝の回復ぐあいに度肝を抜かれるハズだ。
是非一度、体験してみていただきたい。
そして、皆様のストレス解消に少しでもお役に立てば幸いである。
※サウナに行く時はサウナハットをお忘れなく。